学資保険って必要?いや、いらないでしょ。FP資格を持ってるけど、学資保険の必要性を一切感じない話。

子どもが生まれたら学資保険なんて考え、やめませんか?
学資保険なんていらないと思う話。

 

こんにちは!LEIです。

住宅ローン審査を生業とする金融業界に身を置いているわたしですが、金融業界に身を置く上での最低条件(?)である、ファイナンシャルプランナーの資格を持っています(AFP)。

本業ではないので、会合(勉強会)等はほとんど出席していませんが・・・(^^;

一応日本FP協会の大阪支部、に細々と所属しています。

 

取り急ぎの金融商品(投資信託や保険、住宅ローンなど)に関する知識は持っているので、ママ友たちから相談を受けることが結構あります(ありがたや)。

✔ おすすめの金融商品についての運用方法

✔ 保険の見直し項目

✔ 住宅ローンを契約する際の注意点

 

専門家ではないので、大した話はできませんが、「友達」である分、ごく一般的な商品説明や業界動向を話しつつも、中立的な立場で、ありのままの姿で突っ込んだ話をしています。

 

先日、2児のママであるA子から、「上の子も下の子も、学資保険はいってなくて、上の子がそろそろ学資保険の加入年齢危うくなるんだけど、学資保険どうしよう」と言う相談を受けました。

 

わたしの回答は、「学資保険なんかいらないでしょ。いや、どうしても入りたいなら入っても良いと思うけど・・・家庭的、性格的に普通預金に入れてるのが良いんじゃないの?」と言うもの(すでに学資保険に加入されてる方で気分を害されたら、ごめんなさい。あくまでも個人的な感想です。わたしの性格上、子どもの教育費を考えるのに、学資保険はどうしても必要ないと思うんです・・・)

 

 

そもそも学資保険って何?学資保険に入る目的は?
子どもの教育費から学資保険の必要性を考える。

学資保険とは?そもそも何ぞや。

一言で言うと、子どもの教育資金を確保するための保険です。

コトバンクによると、高校卒業の18歳を目安に満期時期が設定されており、それ以前に保険金支払者が支払い不能となった場合には、その後の支払いが免除されて満期金額を受け取れる「貯蓄」と「保障」を兼ね備えた保険商品。

1990年頃までは、支払総額より満期金額が多くなることがほとんどだったが、90年代後半から超低金利時代に入り、支払総額よりも満期金額が少なくなる「元本割れ」が起きるケースが増えた。

2013年10月、大阪の男性が元本割れした分を返還するよう求めた裁判で、裁判所が返還を勧告し、それを保険会社が受け入れたことで、両者の和解が成立した。

と記載されています。

 

言い換えると、「子どもが大学に行くとき凄くお金がかかるから、その時に備えて、保険でしっかり資金を貯めておきましょう」と言うもの。

ちなみに、大学入学にどれくらい費用がかかるの?と言うことですが、(私立・公立、文系・理系等、条件によってことなるので一概には言えませんが)文部科学省のH26年度の調査と、独立行政法人日本学生支援機構のH26年度の調査をもとに以下データを算出してみました。

 

大学初年度の費用

国立 私立
大学の入学金 28.2万円 26.1万円(全私大平均)
大学の教育費(年額) 67.4万円 132.0万円
大学初年度費用(目安) 95.6万円 158.1万円

 

この他にも、大学生になると親元を離れて一人暮らしや学生寮に入る子どもさんも増えてきますよね。
その費用、だいたい計算すると以下のようになります。

 

毎月の生活費

※「H26年度学生生活調査」の大学昼間部の年間平均データを12で割って算出(小数点以下切り捨て)
 

自宅 学生寮 下宿・アパート
食費 8,125円 20,433円 21.975円
住居・光熱費 24,058円 37,325円
保健衛生費 3,050円 2,966円 3,041円
娯楽・し好費 10,808円 9,875円 11,766円
その他の日常費 11,183円 11,108円 12,475円
合計 33,166円 68,440円 86,582円

 

確かに結構な金額のお金が必要。
(ああ、頭痛い・・・)

ただ、わたしの勝手な調査ですが、過去学資保険で相談してきてくれた友人で、大学入学時にどれくらいのお金が必要か、具体的な金額を知っていた人は、一人もいませんでした(おい)

 

「お金かかるよね~。貯められるかな・・・心配」で終わり。
なんでやねん!教育資金心配なんちゃうんかい!

だから、とりあえず教育資金を貯めるために、学資保険に加入。

 

大事な子どもの教育資金なのに、「とりあえず」で加入するな!と大声で言いたい。

 

学資保険のプラン等を比較してみると、だいたい18歳満期で200-300万と言うのが一般的です。
上記表を見ても大学入学時に掛かる費用としては妥当な金額です。

ちなみに、子どもが生まれてから児童手当を使わずに貯め続けただけでも、第一子・二子なら約200万円貯まります。

 

・・・話がそれました。

 

少し古いデータになりますが、2013年にNTTコムが行った、「学資保険に関する調査結果~学資保険加入者は約6割。加入時に最も気になるのは「返戻率」~」によると、10歳未満の子どもがいる人のうち、学資保険に加入している人は57.2%で約6割

その加入理由は、必要性を感じていたというのが84.1%加入時に重視するポイントに関しては、89.4%の人が返戻率と応えています。

 

学資保険は保険商品なので毎月強制的に保険料が徴収されるのと、返戻率(満期時にどれだけ増えて戻ってくるかと言う掛け率)が銀行の預金より高いと言うのがメリットなんでしょうね。

 

学資保険の商品上のメリットは一般的に以下の3つ言われています。

 

✔ 強制的にお金が貯められる

✔ 銀行の預金より利回りが良い

✔ 万が一の場合、保険料を支払わなくても満期時に保険金が受け取れる

 

でも、わたしからしたらこのメリットはデメリットとしか思えません

 

 

学資保険はいらないと断言する3つの理由。表には出ない学資保険3つのデメリット。

1.強制的にお金が貯められる

給与天引きなどであらかじめ別口座に入金されるようにすれば良いのでは・・・?

お金が貯められないから、学資保険ってよく聞きますけど、毎月給与天引き等で別口座に貯蓄しておき、ある程度の金額になったら(110万円以下なら贈与税は掛かりません)子供の口座に移す。

・・・と言うのは、我が家がやっているのですが、こうすればイヤでも貯まっていきます。
月数千円くらいですけどね、ないよりマシ。

2.銀行の預金より利回りが高い。返戻率が高ければそれで良いの?

「返戻率100%以上あるので、銀行に溜めておくより貯まりますよ!」と言うのは、まあ安易なうたい文句。

具体的な数字で見てみましょう。

2017年4月現在、返戻率が比較的高めとされている「ソニー生命保険」の「Ⅱ型」で考えます。
返戻率106.9%(学資保険の中ではかなり優秀ともっぱらの評判です)

 

【加入条件】
・子どもの年齢:0歳
・契約者の年齢:父親30歳
・受取金総額:200万円
・保険料払込:18歳

 

18年かけて払い込む保険料の金額、つまり払込保険料総額は、8,660×12ヶ月×18年=1,870,560円

この金額が200万円になって満期時に受け取れます。
その差額、2,00,000円-1,870,560円=129,440円

パッと見、129,440円も増えてる!と思われるかもしれませんが、18年かけてですからね。
これをさらに細かくすると、
129,440÷18=7,191(1年で)
7,191÷12=599(1ヵ月で)

1ヵ月600円しか増えてない計算になります。

しかも18年間も、お金は保険会社が預かる状態になるので、解約できない。
解約すると元本割れする可能性もありますよね。

 

だったらネット銀行で10年国債を購入する方がよっぽど効率が良いと思うのは・・・わたしだけ?
少なくとも、一定期間保有したあとの解約でも元本割れはしないですから。

それに、日銀がマイナス金利を解除すれば、金利は上がる可能性が十分にありますよね。
金利が上がったら、そこで金利の高い商品で運用する方が、よっぽど効率が良いと思うのは・・・わたしだけ?

返戻率が数%違うからって血眼になって返戻率の高い学資保険を探す人を良く見かけますけど、そんなことするなら1回友達とお茶・ランチを我慢したら・・・と思うのは・・・わたしだけ?

 

3. 10年以上と言う長い期間、一つの保険会社にお金を預けたくない(縛られたくない)

そもそもで、わたしが長期的に資金を縛られるのが大嫌いなんです。

✔ その保険会社が絶対に破たんしないのか

✔ 一家の大黒柱に何かあったときどうする

 

その保険会社は10年後も在り続ける?

学資保険は、だいたいの契約期間が10年以上。

10年以上、保険商品を解約せず1つの会社に預けたままでいる。

10年と言う期間・・・長いですよね。

この2.3年だけを見ても、シャープ、東芝、サムスンなど、世界中の名だたる企業が会社存続の危機にさらされています。

 

保険会社は、金融庁から厳しく調査・検査されているので、そう簡単には破たんしませんし、万が一のことがあっても、引き受け会社がしっかり働きます。

 

銀行であれば、「1000万円までは、何があっても必ずお金を支払う」と言うペイオフ制度があるけれども、保険会社に至っては、「責任準備金の90%」しか保障されない、つまり元本割れする確率は少なからずあるわけです。

 

保険会社や銀行は、過去の遍歴を見れば、合併・吸収の繰り返し。
「大手の保険会社だから」と言う安心感を10年以上持ち続けられる自信、わたしにはないんです。
(ヘタレ)

契約者の万が一の時に対応?

学資保険の特徴として、契約者に万が一のことがあれば、それ以降の保険料は支払わず、契約満了時に返戻率を上乗せした金額が戻ってきます。

ただ、わたしが不安に感じるのは、それまでの時期なんです。

 

これは極端な「万が一」の話になりますが・・・

仮にうちの子が18歳で200万円の満期を迎える学資保険に加入していたとします。

15歳の時に、夫が亡くなったとします。

 

夫亡き後の生活は、遺族年金などが支払われるでしょうし、わたしも働いていれば、生活はできます(試算済み)。

 

でも、もし子どもが高校で私立に行くことになり、急に大きな教育資金が必要になったら?
(子どもなんて、そう思う通りに育ってくれません)

 

大学であれば、学費が足りなくても奨学金が利用できます。

でも高校となると、奨学金が利用できるところは限られてきます。
(うちの子が、特待生とかそんなカシコイ子に育つ保障なんて、どこにもない・・・)

 

学資保険は18歳にならないと満期を迎えられない。
子どもに高校は私立は無理だから、公立に行けと言っても、万が一がありうるかもしれない。

 

学資保険を中途解約・・・元本割れの可能性は高いですよね。

だったら、学資保険に加入せず「一家の大黒柱の万が一」の時は、学資保険よりも、生命保険などでしっかり備えるほうが堅実だと考えているからです。

 

(これは本当に最低な考えですが)
それに、夫と私とがいつ離婚しないとも限らない。

学資保険に加入していて、被保険者が夫なら離婚後も保険料を払い続けてくれるのか?
そうなったらまた手続きもややこしいですよね。

 

まだ学資保険に加入するなら、低解約返戻金保険に加入している方が幾分マシと言えます。

 

 

子どもの教育費、いつ(年齢)、どれだけ(金額)、必要になるか考えていますか?

 

文部科学省が発表した「H26年度 子どもの学習費調査」によると、幼稚園から高校までに必要な教育資金はおおよそ以下の通り。
(円)

幼稚園 小学校 中学校 高等学校(全日制)
学習費総額 公立< 私立 公立 私立 公立 私立 公立 私立
222,264 498,008 321,708 1,535,789 481,841 1,338,623 409,979 995,295

 

幼稚園から高校まですべて公立に行った場合、約144万円。
幼稚園からすべて私立に行った場合、約439万円。



その差は約3倍になります。
(小学校が私立か公立か・・・が一番大きな差になりますね)

それぞれの進路によって、必要となる教育資金額は変わってきます。

学資保険に保険に加入するときは、しっかりと「いつ」「どれくらい」お金が必要なのか、まずは自分のライフプランを考えて、それから自分に本当に保険が必要なのか、そこからしっかり考える必要があります。

 

偉そうなことを言っているわたしですが、過去しっかりと運用に失敗して300万以上のお金をふっ飛ばしました(泣笑)

 

この経験があるからこそ、お金に関してはしっかり下調べをした上で、保険なり投資信託なりを購入するように心がけています(最低限のことですが、実践してる人案外少ないですよね)。

 

決してマネしないでください。

 

 

やっぱり我が家に学資保険はいらない。学資保険に頼らず、教育費月3,000円を生み出した我が家の法則。

我が家の場合、まず「教育資金を貯める」と言う意識を持つことをやめました。

「教育資金を貯めよう」「少しでも教育資金を殖やそう」と考えれば考えるほど、気持ちだけが焦ってしまい闇雲に金融商品に手を出し、後悔するのがオチです(それで300万円吹っ飛ばす人間がここに一人・・・)。

 

そこで、そもそもの「毎日の生活を見直そう」と考えを改めました。

言い換えると、「日々の生活を見直し、余計な出費を抑える」と言うことです。

 

とは言え、「毎日スーパーのチラシとにらめっこして、安い食材を買いに走る」「電気はこまめに消す」なんていう細々したことは・・・ワーママのわたしにとって精神衛生上全く持ってよろしくない。

だから、月々に掛かる家計の一切を一度紙に書き出し、見直しました。

✔ 食費→子どものムダなお菓子を極力買わない

✔ 光熱費→早寝早起き生活で。昼間は誰もいないのに、これ以上はたぶん無理

✔ 携帯代→仕事の関係上、現状維持

✔ 日用品費→今でも特売日を狙って購入してる

などなど・・・

そうすると、余計な出費があることが分かったんです。

 

それが「保険」
結婚前に互いが加入していた保険を見直すことでした。

FPの資格を所有していながら、友人たちの相談にのりながら、なぜ今まで気付かなかったのか。
・・・自分のことは後回しになっていて、全くもって盲点でした。

 

夫とわたし、それまで更新型の生命保険(医療特約付き)に加入していたのですが、一切解約し新しい保険に入りなおしました(医療保険なんて、先進医療は日々刻々と進化しているので10年前に加入していた保険とか、かなり古い特約ですよね)

 

結果、夫婦合わせて月額1万円弱の出費を抑えることが出来ました。

そこで節約できた金額の一部の3,000円を、子どもの教育費として貯蓄しています。

 

学資保険に加入してせっせと月600円貯めるより、家計を見直して月3,000円貯蓄していく方が、よっぽど効率的で有効的だと思いませんか?(学資保険にまつわるような、元本割れのリスクや長期間資金を拘束されることも一切ありません。「いつでも何があっても手元にお金がある」って結構精神的なゆとりをもたらします。)

 

だって1年間で、600円×12ヵ月=7,200円と、3,000円×12ヶ月=36,000円。
その差額、年間で約30,000円。

これが10年だとすると・・・と思うと、結構ぞっとします。

 

 

子どもの教育資金を考えることは、家族の人生(ライフプラン)を考えることでもあります。

 

子どもの教育資金って学資保険だけじゃないです。
保険商品が良いなら、他の保険商品で代用することもできますし、家計(保険)を見直すことだって、十分な教育資金になり得ます。

 

もしあなたが「学資保険に加入しようかどうか迷っている」と言う場合、FP資格を保有しているアドバイザーと話し合い、家計と子どもの教育資金について相談してみることをおすすめします。

 

目から鱗!の家計術を教えてもらえます。

 

 

>>>FP資格を保有するアドバイザーに家計の見直しを相談してみる







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