「オウム病で妊婦二人が死亡」のニュース記事から考える~オウム病について調べてみました~

オウム病なんて、妊娠中聞いたことなかった。
免疫の弱い、妊婦や高齢者は注意が必要ってあるけど、乳幼児は大丈夫なの?

 

鳥から人に感染する「オウム病」にかかった妊婦2人が死亡していたことが、厚生労働省への取材でわかった。日本医療研究開発機構の研究班による2016年度の調査などから判明した。オウム病による妊婦の死亡が明らかになるのは、国内初という。

オウム病は、インコやハトなど鳥類のフンを吸い込むほか、エサを口移しで与えることでも感染する。潜伏期間は1~2週間。高熱やせきが出て、重症化すると肺炎や髄膜炎を起こす。治療には抗菌薬を使う。厚労省によると、統計のある1999年以降、388例の感染報告があり、死亡例は今回の2例も含めて9例。

研究班の柳原格(いたる)・大阪母子医療センター研究所免疫部門部長は「免疫力が低下する妊婦や高齢者は、飼っている鳥などとの不必要な接触は避けた方がいい。高熱やせきが出た場合は受診時に鳥と接触歴があれば伝えて」と話している。(黒田壮吉)

<朝日新聞より引用>

 

恥ずかしいながら、わたしが妊娠した時「オウム病」なんて聞いたことがなかったので・・・

ただ、妊娠中や、うちの子がまだ生後1ヵ月経たない頃、実母が手伝い等でうちに来てくれた時、たまたまベランダにハトが来たとき、「ハトはあかんよ!洗濯物に羽や糞がついたら大変やから!」と怒っていた意味が、ようやくわかりました・・・(恥)

オウム病は、妊婦や高齢者など、鳥類に接触しやすくて、かつ免疫が弱っている人がかかりやすいとされていますが、
(小児患者の症例はほとんどないんですね)病原菌であるオウム病クラミジアは、鳥の糞便に混入していることから、
乳幼児も気を付けないといけないな、と思いました。

 

とは言っても、過敏になる必要はなく、

✔ 糞便に触らない

✔ 外から帰ったら、手洗い・うがいをする

✔ (体の弱っている)野鳥を連れて帰らない

(ペットがいれば)

✔ 口移しで餌をあげない

✔ ケージの中を清潔にする

と、あくまで節度ある生活をしていれば大丈夫ということはわかりました・・・

 

オウム病とは?オウム病ってどんな病気なの?

直近、H29年3月に厚生労働省健康局結核感染症課が発表したレポートによると、妊娠中に、何等かの理由で亡くなってしまう妊婦は、年間40-50件あり、その中でも感染症が原因とされる症例は7%とされています。

今回の報告でわかったのは、妊娠24週目に発熱や意識障害で、病院に入院し、その後無くなった妊婦の肺・脾臓・肝臓・胎盤から、オウム病病原体が発見されたと言うもの。

簡単に言うと、オウム病の病原菌である、クラジミア・シッタンと言う細菌に感染した鳥の糞便を吸い込むことで感染するよ。罹患した場合、インフルエンザに似た症状がでるから、しっかり病院で治療を受けてね!
と言うもの。

 

妊娠中に注意することの代表格と言えば

✔ 肥満
✔ 貧血
✔ 流産

くらいしか思いつかず・・・母子手帳の注意欄とか書いてあったかな・・・?
と思って大阪市内の母子手帳を見直したら、「妊娠中の感染症予防について」と言うところに、書かれていました。

 

まだ発見されていない感染症や検査が一般的に行われない感染症もあります。
子どもや動物のだ液や糞尿に触れた場合には、よく手洗いをしましょう。

<大阪市の母子手帳より抜粋>

 

・・・たしかに。
・・・今回の症例が2件目と、妊婦がオウム病に掛かる確かに可能性は低いものの、大々的には注意喚起されていないですね。

でもこれだけじゃあ、よくわからない。

 

日本鳩対策センターのサイトには、「妊娠中の女性は、鳩の糞がある場所には極力近づかない方が安全です」と記されていますが、・・・でも、果たしてどれくらいの女性が日本鳩対策センターのサイトを見るんでしょう(^^;
(わたしは今回、オウム病について調べていて、初めてこのサイトがあることを知りました(失礼))

 

話がそれました(スミマセン)。

 

オウム病とは?厚生労働省によると、オウム病の定義付け

 

厚生労働省によると、オウム病の定義とは以下のようにされています。

 

オウム病とは?

オウム病クラミジアChlamydophila(Chlamydia)psittaci を病原体とする呼吸器疾患である。

1 病原体

オウム病クラミジア Chlamydophila psittaci

2 感染動物

主に鳥類

3 感染経路

インコ、オウム、ハト等の糞に含まれる菌を吸い込んだり、口移しでエサを与えることによって感染

4 潜伏期

1~2週間

5 診断と治療

(1) 臨床症状:
潜伏期後、突然の発熱で発病する。初期症状として悪寒を伴う高熱、頭痛、全身倦怠感、食欲不振、筋肉痛、関節痛などがみられる。呼吸器症状として咳、粘液性痰などがみられる。軽い場合は風邪程度の症状であるが、高齢者などでは重症になりやすい。胸部レントゲンで広範な肺病変はあるが、理学的所見は比較的軽度である。重症になると、呼吸困難、意識障害、DICなどがみられ、診断が遅れると死亡する場合もある。発症前にトリとの接触があったかどうかが診断のための参考となる。

(2) 診断:咽頭拭い液、喀痰、血液から病原体や病原体遺伝子の検出、血清から抗体の検出。

(3) 治療: テトラサイクリン系薬が第一選択薬である。マクロライド系、ニューキノロン 系薬がこれに次ぐ。

6 予防

鳥との接触を避け、むやみに触らない。
鳥を飼うときは、ケージ内の羽や糞をこまめに掃除する。
鳥の世話をした後は、手洗い、うがいをする。
健康な鳥でも保菌している場合が有り、体調を崩すと糞便や唾液中に菌を排出し感染源となる場合があるので、鳥の健康管理に注意する。
口移しでエサを与えないなど、節度ある接し方をする。

<厚生労働省ホームページより引用>

 

なるほど、ペット(鳥)がいない、鳥類がたくさん居るところに行かない人にとっては、あまり馴染みのないものなんですね。

 

他、オウム病に関する注意点など調べてみたけど、生活している分には大丈夫そう・・・?

 

✔ 人の周辺に生息する鳥種はクラジミアを保有している状態がふつう。

✔ 公園でハトと接触し感染した事例も多い。

✔ オウム病の感染源となった調査では、60%がオウム・インコ類、このなかでも1/3がセキセインコとなっている。

✔ 主として30-60歳の成人に発症することが多い。

✔ 時期的に5月(繁殖期)が多い傾向にある。

✔ 異型肺炎として治療されることが多い。

 

だた、気になるのが、うちのベランダ、結構な頻度でドバド(野生のハト)が来てくれるんですね。
(うちだけ?)

とくに今の時期、春先から秋ごろにかけて。
そうすると、かならず、お土産(糞便)を残してくれるんですけど、これは当然ながら、やっぱり、きちんと掃除してキレイにしておくのがいいです。

 

オウム病に罹患する可能性が低くても、家のベランダにハトの糞便がある時は、しっかり手入れした方が良い。

 

当然と言えば、当然な話ですが。

うちはペットを飼っていませんが、↑にあるように、しょっちゅうハトが来てくれる我が家。
そのお土産(糞便)は、病原菌の温床になっているんですね。
・・・本当に迷惑極まりない。

 

鳩の糞便には、クレアチニンと言う物質が豊富に含まれていて、そのクレアチニンはクリプトコッカスというカビの病原菌の増殖に必須の栄養素となっています。

鳩の糞便が乾き、空中へ舞い上がったり、小さな子どもが興味本位に糞便を触ってしまったりして、体内に取り込まれます。

そうすると、肺で増殖し感染することになります。

クリプトコッカスは、乾燥に強く2年以上生存すると言われているので、古く乾燥した糞便ほど注意が必要なので、掃除をする際には特に気を付けないといけないですね。

 

実母が、「ハトは近づけたらあかん!」と言っていた意味が、ようやくわかった、今日この頃です。

我が家ではペットがいない分、公園やベランダの鳩対策をしっかりしていこうと思います。







記事が良かったらシェアしてもらえると嬉しいです^^