傍に居て話を聞くだけ。「産後の妻が嫌い」「産後、嫁に冷めた」男性にお願いしたい、たった1つのこと。

「産後の妻が大変なのはわかっているけど・・・こっちだって仕事があるし、どうしたら良いかわからない」
と思う男性にこそ、読んでもらえるとありがたいです。

 

傍に居て話を聞くだけで、ホルモン分泌量が安定し、産後の妻がイライラすることが少なくなると言う事実。

 

✔ 仕事が忙しい
✔ 家事が出来ない
✔ 産後の妻に対して、どうしていいかわからない

これは、わたしの夫。
もう本当に典型的な、産後妻をイライラさせるタイプでした(失笑)

 

✔ 家事をして欲しい
✔ 育児を手伝って欲しい
✔ 仕事から早く帰ってきてほしい

もちろん最初は思っていました。
でも、口にしたところで、何の解決にもならず、夫婦関係が悪化するだけ

だから、わたしは夫に対して「ひとつだけお願い」をしました。

 

それが、「ただ傍に居て、今日一日の話を聞いて欲しい」と言うこと。

 

「これだけ?」と思われるか、
「面倒くさい」と思われるか、それはあなた次第ですが・・・

でもこの「ただ傍に居て、話を聞くだけ」で、産後妻のイライラが落ち着くことは科学的に証明されているんですよ。
(完全にイライラしなくなるということは難しいですけど)

 

何故ならそれだけでホルモン分泌量が安定するから。

 

 

実際、わたしはこれだけで、「子育てしているのは自分だけじゃない」と言う安心感が得られ、産後夫にイライラすることは少なくなりました。
(「傍に居る」だけでも、夫にとっては「貴重な時間を費してる」ことになりますよね。
それがものすごくうれしかった)
このページでは、

①妊娠・出産で女性の身体はどう変化するのか
②産後クライス原因と統計でみる現状
③「傍に居て話を聞くだけ」で産後の妻のイライラが落ち着つく事実

 

を説明し、そして「どうやってその状況を改善したか」わたしの体験談をもとに記しています。

 

「産後、嫁が怖い」
「産後、妻が冷たい」
「産後、嫁にイライラする」

と感じる男性に読んでもらえると嬉しいです。

ほんの3分だけ、わたしの話を聞いてください。

 

妊娠・出産を機に女性の体内で起こる3つの変化、「ホルモン分泌の増加」「子宮の増大」「血液量の増加」

 

妊娠は卵子と精子が出会い、その受精卵が子宮に着床することで始まります。

その時、受精卵の大きさは約0.1mm、重さは3/1000000g

 

妊娠が成立すると、ママの体内では「赤ちゃんを成長させるため」言わずもがな、いろいろな変化が起こります。

非妊娠時と比較して、特に大きな変化として挙げられるのが以下の3つ。

ホルモン分泌の増加

乳房を大きくする、至急の筋肉を緩ませる、お腹の赤ちゃんを産み、育てるための身体へと変化させる。
妊娠すると、エストロゲン(子宮を大きくさせる、乳腺を発達させる)・プロゲステロン(胎盤を形成し、妊娠を維持させる)の分泌量が増加。

子宮の増大

赤ちゃんのお城とも言える子宮は、赤ちゃんの成長に伴い、以下のように変化します。

妊娠初期 妊娠後期
大きさ 約7cm ×5倍 約36cm
重さ 約60cm~70cm ×15倍 約1,000g
容量 約10ml ×500~1,000倍 約5l

 

血液量の増加

赤ちゃんに栄養と血液を送るため、妊娠前の約1.5倍(約2,000g)増加します。

 

悲しいかな、これらの変化と言うのは、どれもこれも自分でコントロール出来ません・・・

そして、約10ヶ月後の出産予定日、妊娠40週目頃、お腹の赤ちゃんは約500mm、重さは3,000g以上にまで成長します。

ほかにも、赤ちゃんを「赤ちゃん」と言われる大きさまで成長させるために、子宮以外にも胎盤が約500g、羊水が約500g増大しています。

 

やがて出産を迎えますが、赤ちゃんが生まれると、今度は約10ヶ月かけてゆっくりと変化して来た身体が、急激に非妊娠時の状態に戻ろうとします

胎盤や羊水は、出産時に娩出されるので跡形もなくなりますし、大きくなった子宮や血液量と言う、身体的な変化は時間を掛けて、ゆっくりと非妊娠時に戻ろうとします。
(少なくとも産後3週間は「床上げ」と言って、休息が必要ですし、ほぼ元の状態に戻るのに約3ヶ月くらいかかります)
やっかいなのが、妊娠時に分泌されていたホルモンが、出産を機に女性を「子育てをするママ」へ変化させます

言い換えると、それまで妊娠を継続させるために分泌されていた「エストロゲン」「プロゲステロン」が急激に減少し、
代わりに、母乳を分泌させるための「オキシトシン」「プロラクチン」と言う、「母乳を与えるため」のホルモンが急増するようになります。

 

このホルモン分泌の変化は、身体の変化として視覚的にとらえることが出来ないので、ほとんど自覚がありません

 

そして約10ヶ月間、身体を変化させていたホルモンの分泌が急激に減少し、それまでと全く異なる機能を果たすホルモンの分泌が急増するので、身体的には順応することができても、精神的に順応するまでに至らないことが多々あります。

 

実際、明和政子教授(京都大学大学院)は、産後エストロゲンの分泌量が急激に減少することで、「母親の身体は、子供を産んだ後から深い孤独や不安を感じるようにできている」と論述しています。

 

<エストロゲンのグラフ>
実は、エストロゲンの分泌量は日常生活を見直すことで、増加させることが出来ます。
・・・ただ、産後、慣れない育児にいっぱいいっぱいなママに、悲しいかなそんな余裕はまったくありません。

男性が思うよりもずっと、女性の身体は妊娠・出産で複雑に変化しているんです。

 

「産後の妻が怖い」「産後、嫁に冷めた」から離婚に発展する、産後クライシスの現状

 

H25年の厚生労働省の統計によると、産後うつを発症する人は経産婦の10人に1人となっています。

また、あるNPO法人が独自に行った調査では、「病院に行くことはなかったが、産後うつだったと思う」
と答えた人は経産婦の約8割・・・

 

実際、産後の女性は慣れない育児に追われて、「自分がうつ」であることに気が付きません。
気づいたとしても、↑にあるように自ら病院に行くことは・・・少ないです。

だって、自分がうつなんて認めたくないし、そもそも「うつ」と判断される基準がよくわかりません

 

でも、そんな「産後クライシス」は離婚にまで発展する、立派な社会問題になっています。

H23年に厚生労働省が発表した「母子家庭に関する調査」によると、産後の離婚時期について、以下のようなデータがあります。
(※年齢は離婚したときの末の子の年齢)

・0-2歳:35.1%
・3-5歳:20.9%
・6-8歳:11.5%

と、末の子が2歳までに離婚するケースが多くなっています。

 

そして、H26年度の司法統計から、離婚原因を見てみると、

【女性】
1位:性格があわない・・・40.9%
2位:暴力をふるう・・・23.2%
3位:異性関係(不倫など)・・・18.7%

【男性】
1位:性格があわない・・・61.4%
2位:異性関係(不倫など)・・・15.3%
3位:性的不調和(セックスレス)・・・13.6%

となっています。

 

これらの統計から、0-2歳までに離婚する原因としての「性格の不一致」とは、「産後クライシス(夫が育児に非協力的と言うことから派生するストレス)」と言え、出産が引き金となり夫婦仲に亀裂が入ってしまい、収拾できなくなる可能性が高いと、わたしは考えています。

上述したような、急激なホルモンバランスの変化もあり、産後は本当に本当に、自分が自分じゃなくなるくらい情緒不安定になることが多いです。

 

そんな状況に加えて、

✔ 24時間体制の子育て(しかも慣れないことづくし)
✔ 自分のことなんて後回し
✔ 身体は休みたいのに、頭が休ませてくれない
✔ 「子どもが生まれたら、世界がピンク色になると思ってた!」(メルヘンすぎ?)と言う理想とのギャップ

・・・もう、いっぱいいっぱい。
(わたしだけ?)

 

でも、こんな産後の女性に対する解決策が、最近ドイツの大学が行った研究で立証されました

わたしたち夫婦もこの解決策を実践したことで、夫婦仲はだいぶん改善され、産後離婚を免れることが出来ました(苦笑)。

本当に強力してくれた夫に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

「傍に居て話を聞くだけ」で、産後の妻のイライラが落ち着つく事実。これでわたしたちは産後クライシスを乗り切りました。

上述したように、産後の女性は、母乳を製造・排乳するために「オキシトシン」と言うホルモンが多く分泌されるようになります。

オキシトシンの働き

・母乳の分泌を促す
・産後の子宮回復を助ける
・リラックス効果をもたらす

 

産後の女性にとって、分泌量が多ければ多いほどありがたいホルモンです。
特に、人と触れ合っているときに分泌量が増え、愛情を深めるので、別名「愛情ホルモン」とも呼ばれています。

 

ただこのオキシトシン、やっかいな一面を持っていることが、最近わかりました。

それは、たとえ夫でも、育児に非協力的な人は、「敵」としてみなしてしまい、その人に対して攻撃的になってしまうと言うもの。

ドイツのボン大学、レネ・ハールマン教授が、最近の研究で「他社への攻撃性」も持ち合わせていると論述しています。

 

この記事を見たとき、産後「特に理由はないけど、とにかく夫にだけ、なぜかすごく腹が立つ!」って言うことがあったんですけど・・・
なるほど、「身近で育児を手伝ってくれても良い人が、育児に非協力的だった」から、
オキシトシンが「夫は敵だ!」とみなすように、脳が仕向けたんだな、と妙に納得しました。

産後あるあるw

 

そして更に興味深いことに、このオキシトシン、なんと女性だけでなく、男性も分泌されることが分かっています。

つまり、男性も女性同様、子育てに積極的になればなるほど、オキシトシンが分泌されて、赤ちゃんにも妻にも優しくなれると言うもの。

実際、仕事から帰ってきて赤ちゃんを抱っこしたら落ち着く・・・とか、ありませんか?

 

ちょっとやっかいな一面もあるけど、親子、そして親同士の絆も深めるオキシトシン。
なかなかすごいホルモンです。

バランスよく分泌されれば、良いこと尽くし!

 

ミルクがあげられなくても、オムツがかえられなくても、ただ、産後のママに「寄り添って話を聞くだけ」は、どんなに仕事が忙しくてもほんの短時間(仕事の延長戦だと思って?)なら、出来るのではないでしょうか?

家事、育児を手伝うのではなく、ただ「話を聞くだけ」
(女性って、本当に「誰かに話す」だけでストレス解消になる生き物なんです)

 

わたしは、育児や家事を手伝ってもらえなくても、

「今日もお疲れ様。どんなことがあったの?」
と聞いてくれるだけで、自分のことを気にかけてもらえると思えて、嬉しかったです。

「そっか・・・」
と頷いてくれるだけで、自分ひとりで子育てしてるんじゃないと思えて、嬉しかったです。

「子育ていつもありがとう」
と言ってくれるだけで、自分の大変さがわかってもらえたと思えて、うれしかったです。

「大変なのに、よく頑張っててえらいよね」
・・・子育てって、慣れないと本当に自分だけとの闘いみたいで、本当に孤独です。
(仕事と違って「何をもって良しとする」のか、判断基準がわからない。)

「傍に居て話を聞く」それだけで良いんです。
(ただ本当に「聞くだけ」じゃなくて、↑のように「会話してくだいね(面倒くさいかもしれませんが(^^;)」
だって、実験結果で明らかになっているじゃないですか。

 

そしてもしもう少し、「育児に協力してみよう」と気持ちが出てきたら、是非、ママを労ってあげてください。

 

 

「ゆっくりお風呂に入ってきたら?」と言う一言が、泣けるくらいに嬉しかった。

 

わたしは夫から、「お風呂ゆっくり入ってきたら?」って言ってもらえたことが、嬉しすぎて、未だに覚えています(笑)
・・・赤ちゃん連れて外出するのも面倒くさいし、かといって一人で出かけるには(赤ちゃんと夫を二人だけにするには)、リスクが高すぎる。
だから本当にゆっくり、2時間くらい(!)お風呂に入れた時は、天にも昇る気持ちでした。

 

たまには、奥さんに「いつもありがとう」ってゆっくりお風呂に入れてあげる時間をプレゼントするのはどうですか?

「夫がお風呂を入れてくれた」ことも嬉しいですし、そんな小さなサプライズも感激です。

 

余計なアドバイスですが、入浴するときは、いつもとちょっと違う乳白色のお湯を楽しんでもらって下さい。

乳白色と言うのは、「甘えたい」「素直になりたい」と言う心の浄化作用もあるので、
「ママ」じゃなくて「一人の女性」に戻れたような、肩の荷が下りて、本当にリラックス出来ます。

・・・と言うのは、わたしの体験談なんですけど。

ちなみにわたしはAYURAのメディテーションバスαを好んで良く使いました。
(今でも「ここぞ!」と疲れたときに使っています)

ほんのりフローラルな優しい香りが、本当にリラックスさせてくれます。

 

 

 







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